アニメ「約束のネバーランド」あらすじ感想:天才児たちの華麗なプリズンブレイク!
こんちくわ!Shygonです!
今回は話題の漫画が原作のアニメ
約束のネバーランド
について熱く語りたいと思います!
2019年に漫画が原作の約束のネバーランドがアニメ化されました。6歳から12歳までの子供たちを食肉として、育てるママと、その陰謀に気づいた子供たちの心理戦が見どころです。
サクッとあらすじ
母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。
ここグレイス=フィールドハウスは小さな孤児院。
至って平穏なこのハウスでささやかながらも幸せな毎日を
送る三人の主人公エマ、ノーマン、レイ。
しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた・・・
子供達を待つ数奇な運命とは・・・!?
子供たちが夢みる世界は広かった。
広大な敷地で暮らす38人の子供たち。
ひとりのママが年齢や性別が異なる子供たちを育て、誰からも干渉されることなく、のびのびと育つ。
血は繋がっていないも、お互いを家族のように思い、家族以上の絆が築かれる。
12歳になるまでに里親を探し、行き先が決まると、ひとり、またひとりとその家庭に旅立っていく。
これまで家族のように過ごしてきた仲間が、また新たな生活をはるか遠くのどこかで過ごす。
それは悲しい別れなどではなく、新たな旅出として、祝福される。
だが、12歳になる主人公3人はそんな一見幸せな生活を疑いはじめる。
いつも物静かで和やかなママの裏の顔は、子供たちを食肉用として、大事に育てる飼育員だった。
そんな驚愕な事実を知ってしまった彼らは脱獄することを決める。
下界に住むオニたちは、子供たちの脳が大好物で、優秀な脳は高級食材として、取引される。
そんな対象になった彼らは、そんな大事にされた脳を駆使して、自ら生きる道を模索する。
でも、シャーロックホームズが不可解な謎解きをするように、名探偵コナンが一瞬のひらめきで事件をスパスパ解決していくお話ではない。
12歳と精神年齢がまだ大人には程遠い子供たちは、一歩ずつ確実に、謎を解き、脱獄までのゴールを開いて行く。
それはまるでプリズンブレイクのように、少しでも、日々着々に準備を続ける。
それは完全な頭脳戦であるが、子供の世界ならではの謎解きや、大人では展開できなそうな、いわば子供らしい解決法を次々と生み出してく。
これはフィクションなので、12歳にしては超人離れした物語になっているが、これまでに私たちが体験してきた天才が考え出す謎解きゲームではない。
あくまで子供の目線から、ひとつずつ壁を乗り越えていく。12歳の年長さんたちが率先して、6歳の子供たちに理解してもらえるように、教育したり、鬼ごっこを通じて、脱走に加担するよう仕向ける。
大人たちが理論漬けでゴリゴリに難事件を解決していくのとは違って、子供目線で話をすり替えながら徐々に、ネバーランドの悲惨な内情を小さい子供に説明する。
直接的に、"脱獄するぞ!"と呼びかけて、小さい子供たちを教育するのではなくて、鬼ごっこなどの子供たちに身近なゲームから、脱獄までのルートを導く。
子供版プリズンブレイクのように、管理者の目をかいくぐりながら、脱獄までの手順を進める。
12歳の子供たちを筆頭に、子供だけで編成された軍団を教育し、大人顔負けの脱獄劇はまさに圧巻だ。
原始共産主義を掲げ、子供だけで編成された国を作り上げたポルポトの思想は、そんな形で引き継がれる。
カンボジアでの状況とは全く違う勢力図だが、約束のネバーランドの世界観と少し似た感覚がある気がする。
アニメは普段あまり見ないので、技術的にどうとか、声優がどうとかはわからない。ただひとつだけ言えることがある。このアニメのストーリーは本当によく出来ている。
Amazon Primeで観れるが、これほど毎週の更新を待ちわびているアニメは初かもしれない。ぶっちゃけアニメに若干の抵抗がある勢だが、このアニメは純粋に面白い。
びぇ!