映画「イコライザー」感想ネタバレなし:闇の世界を一掃するお掃除おじさん
こんちくわ!Shygonです!
今回はデンゼルワシントン主演のスリラー映画
イコライザー
について熱く語りたいと思います!
2014年に公開した本作は、昼はタクシードライバーとして働き、夜は悪の組織を壊滅させる元凄腕エージェントの映画。
バイオレンス描写に定評のあるアントワン・フークア監督とデンゼル・ワシントン主演の黒人タッグが贈るアクションスリラーです。
サクッとあらすじ
ホームセンターで働きながら平穏な日々を送るロバート・マッコールは、誰からも慕われる好人物で、深夜は行きつけのダイナーでの読書が日課となっていた。
そのダイナーには同じく常連で、テリーと名乗る少女娼婦のアリーナがおり、言葉をかわす内に奇妙な友情が芽生えいく。
歌手になる夢を持つアリーナは、娼婦の仕事に嫌気がさしていたが、やがてアリーナは自分に暴力を振るった客に反撃して傷つけてしまい‥(中略)‥
マッコールは振り向くと、瞬時に彼らの手にしている武器や、全員の位置関係や狙いどころを目視でシミュレーションし、スラヴィを含め、その場にいたギャング5名を、その場にある物だけ用いて19秒で全員殺害する。
(Wikipediaより抜粋)
黒人バットマンの登場!?
念願だったアカデミー主演男優賞をもたらした「トレーニングデイ」以来、10数年振りの監督とデンゼルの共演。
1980年代の同名ドラマを原作に映画化されました。監督を務めたアントワン・フークアはバイオレントな描写とキャラクラターの感情表現に長けていると言われていますが、かなり作品によって出来が異なる。
大失敗した「マグニフィセントセブン」など駄作も多いですが、本作は大成功した作品のひとつです。批評面&興行面ともに納得の数字で、すぐさま続編が決定しました。
2018年にイコライザー2が公開し、2019年にイコライザー3が製作される予定です。
ロバート・マッコール
元アメリカ国防局のエージェント。
昼はタクシードライバーとして働くかたわら、夜は世の中のゴミ掃除を行う。その巧みな護身術にキレるアクションで敵を一網打尽にする。
デンゼル・ワシントンが演じます。アメリカを代表する黒人俳優としてアカデミー賞に2度、トニー賞にも輝く名優。バスケもプロ級の腕前で、本作でも60歳を超えた老人には思えないほどのキレッキレな演技に注目。
テリー
赤髪の幼い女の子ながら娼婦として働く。気は強いが、マフィアから脅されいまの仕事を渋々やっている。行きつけのバーがマッコールと同じなところからお互いを知り始める。
クロエ・グレーツ・モレッツが演じます。「キック・アス」で知られる元子役。最近ではサッカー選手ベッカムの長男ブルックリンと交際していたことで知られる。
ひとりふたりと華麗に斬ってく
穏便な性格の彼はタクシードライバーとして働くも誰からも好かれる大人気なドライバーである。そのかたわら、無駄な動きを一切見せることなく蝶が舞うように大量の敵をひとりふたりとダウンさせる。
そのワザはまさにプロのみなせる技で、長年の経験から、瞬時に敵を倒す道筋を頭の中で捉え、実行に移す。
その描写は他のアクション映画にはない斬新さと新鮮さが同時に伺える。
不眠症に悩まされるマッコールは夜も眠れず、バーに出向き、本を読むのが習慣であった。そんなときいつも出会う赤髪の少女テリーのことを少し気にかけていたのだ。
やがてその裏に隠れた巨大な陰謀のことを知ったかれはただひとり危険など顧みず、突っ込んでいく。
監督アントワン・フークアは毎作のように正義とはという非常に難しい難題を説いているように見えるが、本作も例外ではない。
デンゼル・ワシントンが演じるマッコールの冷徹でクールな目の裏腹には怒りとどうしてもやるせない気持ちが常に存在しているようで、とても現実味がある。
ダークな世界観のもと凄腕エージェントが夜の世界に斬り込み、マフィアの組織を一網打尽にする的な映画はよくみる。
だが、本作のようにデンゼル・ワシントンの容姿だけでなく、目から感じるキャラクターの二面性やアクションシーンとそれまでの穏便な世界に密かに近づく恐怖を同時に描き切るサスペンススリラー映画は本作以外無い気がした。
そういう意味で地元が近くて同年代の彼らにはその映画にはないキズナがあるのかもしれない。
びぇ!