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映画「トュームレイダー ファーストミッション」感想ネタバレなし:北欧美女が墓版グーニーズを率いていざ冒険へ!

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MGM

こんちくわ!Shygonです!

今回はゲームが原作のリメイク映画

トュームレイダー ファーストミッション

について熱く語りたいと思います!

2018年に製作された本作は、古代日本の伝説を再び掘り起こすため、探検にでるアドベンチャー映画です。

2001年にアンジェリーナジョリー主演で映画化されましたが、リメイク版でキャストが一新されました。

 

サクッとあらすじ

大企業クロフト社を経営するリチャード・クロフトは古代日本の女王の墓を探すため、娘ララ・クロフトを残して日本に向かい行方不明となってしまう。

警察もリチャードは死亡したと判断したため、ララには父の会社を相続する権利が生じるが、父の死を認めたくないララは相続を拒否し、自転車便のバイトで生計を立てていた。

しかし、クロフト社の経営を一任されているアナ・ミラーとの再会をきっかけに会社を相続しようとするが、そこで役員のヤッフェから父の遺品を受け取り、屋敷の地下にある父の研究室に向かう。

 (Wikipediaより抜粋)

 

墓掘り探検団いざ出陣!

監督を務めたのはノルウェー出身の新税ローアル・ユートハウグ。主演のアリシア・ヴィキャンデルはスウェーデン出身のため、本作は北欧出身タッグです。

2013年に発売された大人気同名ゲームを原作に、日本のどこかに眠る卑弥呼の墓を探しにゆくアドベンチャー映画。

 ララ・クラフト

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鍛えられた腹筋に鋭い眼光。綺麗な容姿とは裏腹に街中を自転車で駆け回る無邪気な一面を見せる元気な女性。

まわりに気を取られず、無邪気に動き回る彼女はまるで幼い少女のように思えてくるのです。巨大企業クラフト社の令嬢ですが、幼い頃に父親を亡くし、自立しようと努力する。

アリシア・ヴィキャンデルが演じます。北欧を誇る美女ですが、「リリーのすべて」でアカデミー賞に輝く実力派女優。「ジェイソンボーン」などのスパイ映画にも出演するなど演技の幅が広いことでも知られる。

 マサイアス・ヴォーゲル

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卑弥呼の持つ呪文を解放し、人類を恐怖に陥れ、支配しようとする。卑弥呼の墓を長年に渡り、探しているが、いまだに見つからない。本作最大の敵である。

ウォルトン・ゴギンズが演じます。アメリカ南部出身の中年ジジイ。個人的に悪役として好きな俳優さんですね。

あの落ち着いた雰囲気から醸し出される冷酷さと頭のキレる敵を演じる彼はいつも映画を盛り上げます。「アントマン&ワスプ」などのヒーロー映画からタランティーノ映画まで多くの映画に出演。

 アントマン&ワスプの詳細はこちら

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38分間の奇跡

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呪文を使いこなす女王として卑弥呼の人生の教訓から始まる「トゥームレイダー ファーストミッション」

街全体を舞台に、尻尾とりゲームをガチでやったり、本編の冒頭はアクション映画とは思えない華やかさが目立ちます。

死の母と呼ばれた卑弥呼は魔力で人の心を操り、触れただけで破壊するという逸話をもとに多くの人間がその島を目掛けて冒険に出ます。

 

冒頭の38分は本作の世界観を表現する描写や主人公ララの穏やかな性格が登場します。冒頭のテンポの良さに、主人公ララに容易に感情移入できる華やかさが前半にはありました。 

映画として、一気に階段を駆け登る感覚で、さっさと前に進み冒頭の冒頭を一緒に楽しむ感じがして、まるでアトラクションに乗っているかのようでした。

アドベンチャー映画としてはこれ以上完璧な映画はないと断言できるほど、無駄な描写がなく、必要な描写だけが淡々と描かれる画作りは、観客を一向に飽きさせようとしません。

 

が、問題は39分以降です。

島を探り当て島に上陸しようとした途端、激しい嵐に足場を取られ遭難してしまいます。そこから卑弥呼の墓があると言われている島で探検が始まります。

そこからの描写が徐々にだんまりし出して、かつての勢いがなくなってきた感覚がありました。

島上陸前と後でパート分けができると思いますが、そこの移り方がちょっと残念だったというのが率直な意見です。

アドベンチャー映画なので、観客としては容易に次の展開の予測ができてしまいますが、その予測にしっかり並走して、なにも新鮮味がないと行った感じ。

 

墓版グーニーズ

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初っ端の冒頭から卑弥呼と邪馬台国の言葉出てきて、日本人としてはちょっと嬉しいですよね。

北欧チームが手がける映画に日本の古代伝説が軸となってストーリーか進んでいくのは日本人としてこれ以上の幸せはありません。

 

ですが、問題はロケ地です。

ケープタウンに南アフリカがロケ地として撮影されたようですが、ちょっとがっかりです。映画の中で香港に主人公ララが移り、人探しをしますが、そこでも日本人が出てこない。

最近の大作映画には本当によくあるパターンなような気がします。日本の文化は世界から見ても唯一無二だから日本ネタがよく出てくる。でもロケ地だったりキャストは日本人の名前がどこにもない。

日本で撮影しようとしても規制が厳しかったり、撮影料が馬鹿高いという問題などがあったりして、製作陣は台湾なり、安い場所に移ってしまう。本作もその代表的な例で、本当に悲しいですよね。

原作のゲーム自体もアメリカではとても有名らしく、僕のルームメイトもゲーマーでもちろんと言ったように知っていましたし。

 

本作の興行収入は置いといて、批評面がとても低い

なんでそんなに低いん?とツッコミたくなるので、ここで宣教活動でもしないとクソ映画認定されるのは嫌なんです。

こんな類の映画は見る前からあんまり期待していないので、映画としてどうかではなく、単純に楽しめたか?がキモになってくると思います。

そういう観点から本作はめちゃくちゃ楽しめたし、2時間北欧の美女を眺められた。それだけで良作なんすよね。

びぇ!

 

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