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Netflix『ストレンジャーシングス』シーズン3第8話あらすじ感想ネタバレ:ダスティンが愛の歌を唄い上げる!?

one funny boy is surprised

Netflixの大人気ドラマ「ストレンジャーシングス」のシーズン3が配信されました。
 
では今回は第8話(最終話)のあらすじと感想です。
 

 

 

サクッとあらすじ

 第8章スターコート・バトル

キー解除へ
ロシア人捕虜アレクセイを暗殺されたホッパーらは、彼に言われた通りロシアの秘密基地に乗り込む。ダスティンらが偶然潜り込んだ地下基地にホッパー、ジョイス、マレーの三人で侵入する。マレー以外ロシア語を全く話せず、ロシア語を話せない人間がロシア人の軍服を着て、なりすます様はコメディ。
司令塔ダスティン
モールナッツでエルらと合流し、作戦を立てた後、各自ミッションに向かう中、ダスティンは山の麓で司令塔の役目をする。
地下にいるホッパーらと、モールでマインドフレイヤーと戦うエルらとの繋ぎ役をかってでたダスティンだが、信じられない嬉しい出来事が。
自称彼女だと豪語していたスージーとの電話がついに繋がり、周囲のみんなが驚く中、地下にいるホッパーが必要とするパスワードがプランク定数と同じなのを知り、答えをスージーに聞くダスティン。
すると、"あの歌を歌ってよ、歌ってくれたら教えるわ!”とまさかの無茶振り。嫌がるダスティンだが、一刻を争うので、例の愛の歌を歌うことに。
 

振り返ってみて

見える物を見つめて

彼女の顔は君の夢が映る鏡

どこにでもいると信じて

光の中で書かれた言葉

それが終わりのない物語の答え

星に手を伸ばして空想を広げよう

夢を見てなりたい自分をみて

韻が隠す秘密は雲の上で広がる

虹の彼方にある物

それが終わりのない物語の答え

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まさかのスージー登場
衛星電話を通じて愛を歌うダスティンと横で鳥肌を立てる周囲との温度差あれほど感動したことはないし、あれほどゲラゲラ声をあげて笑ったことのない秀逸なシーン
 
最終決戦へ
マインドフレイヤーの攻撃からなんとか逃れたエルだが、右足にヤツを宿してしまった。結局エルの特殊能力で追いやることができたが、異変に気付く。
これまで乱用してきたエルの特殊能力が使えない。
そんな中、エルを追ってマインドフレイヤーがモールに急襲してくる。さらにビリーが襲ってくる。危機一髪の状況に置かれたエル。近くにあった花火を2階から投げつけ対抗するも、花火の玉は徐々に底をつき始める。
洗脳されたビリーはエルをマインドフレイヤーの元へ連れて行き、次の宿主として吸収させようとする。エルは必死に抵抗するも、洗脳されたビリーのもとへ声は届かない。
ビリーの過去を知ったエルは必死の思いで、乗っ取られたビリーに訴える。ついに感覚が戻ったビリーはエルの身代わりとなり、マインドフレイヤーの生贄になり、命を落とす。

one guy is laughing before he dies

その頃、地下ではビリーとジョイスがロシアによって開かれた裏の世界へのドアを閉じるため画策していた。ダスティンから教えてもらったパスワードで計画通りに進んでいたが、ホッパーのもとにロシアの刺客が現れる。
必死に戦う両者。それを見守るジョイスと侵入者を探し求める他のロシア兵。なんとか刺客には買ったものの、ときがついにきた。
目の前には大量のロシア兵、さらにエルらはマインドフレイヤーに押される一方。ホッパーは自らの命と引き換えにホーキンスが助かるならと、ジョイスに全てを終わらせるボタンを押すよう頼む。

mind flayer which is huge monster and one young guy are facing

そこには心で繋がったホーキンス魂とひとりの女性を愛する男の覚悟が現れた瞬間であった。必死の思いで笑顔を魅せた男は、マインドフレイヤーとともに永遠の彼方に消えていったのであった。
 

感想

ついにフィナーレを迎えてしまった。
シーズン2が配信されてから2年の月日を要し、新シリーズが発表された。新たに仕掛けられたアッと驚くようなワナとゲラゲラ笑わせてくれるギャグの数々
最終話の8話は、他の章が50数分にまとまっているのと違い77分と短い映画の長さ。シーズン3ではロシアのスパイ行為と、新たにビリーがマインドフレイヤーに乗っ取られ、敵として暗躍する姿をこれまでみてきた。
 
ダスティンとスティーブはいい味を出し、笑いありの感動ありの2点セットで満足の展開であった。エルとマイクは10代を代表するような甘酸っぱい青春を感じる恋愛を展開する。
13歳の少年少女のひと夏を描くだけだったが、そこには普遍的な彼らの生活と彼らが普段悩むことが詰まったドキュメンタリーのようにも感じる。
舞台が1980年代と現代から数十年も前のことだからこそ、リアリティーみたいなものの追求は不必要だし、過去の架空の街ホーキンスが舞台だからこそ逆に親近感が湧いてくる。
 
第1章のタイトルでもあった"スージー、応答せよ”でダスティンが衛星電話を使って仲間のみんなに自分の自慢の彼女と電話しようとしたが、その時は結局繋がらなかった。
ほとんどのひとが”あ、こいつ嘘だ”と確信したはず。だが最終話のフィナーレにまさかのスージーがサプライズ登場し、開いた口がふさがらない。
さらにスージーに向かって愛の歌を披露し、最悪なことに他のみんなに愛の告白を聞かれてしまう。その後死ぬほどその歌のことでからかわれるが、あれほどストレートにかっこいい男の眼差しはなかった。
はじめてかっこいいと思ったよ、ダスティンよ
 
ロビンの好感度がみるたびに上がっていく。
好きな映画三本は?という質問に対して、ロビンは「アパートの鍵貸します。」「隠し砦の三悪人」「天井桟敷の人々」と答えた。どの映画も名作ばかりで、我が日本を代表する黒澤明監督の作品もランクインしていて、大好きとしか言えない。
こんなラインアップの映画を好きな映画としていう若い女の子がどこにおる?そうツッコみたくなる。
 
エンドクレジットシーンでシーズン4に繋がる情報も。
舞台はソ連のカムチャッカ半島に移り、マインドフレイヤーが飼育されていると思えるような場所が映された。真相は謎だが、期待ができそうだ。
 
各話のあらすじと感想はこちら
びぇ!