Netflix『全裸監督』第6話7話あらすじ感想ネタバレ:ハワイでポルノ撮影に挑む
前代未聞のSKY F○CKだ!
昭和を代表するエロの帝王の壮絶な人生をNetflixが映像化。山田孝之を主演に迎え、地上波では実現不可能な性的描写を出し惜しみなく大胆に描く!
各話のあらすじと感想はこちら
第6話7話を観てみよう。
サクッとあらすじ
最後の可能性に賭け、前代未聞のハワイで撮影に向かう一同。アメリカで人気を誇るポルノスターのアリソンを主演に迎え、悪の組織に挑むスパイ映画を撮影する。
きちんとした脚本のもと、飛行機の上空で大胆に撮影に挑んだり、アクションシーンを入れ込むなど、気合いだけ大作級の予感。
ハワイの街中で裸になれだの、ここのシーンはもう少し気持ちを入れて演じろ!など、ただのポルノ動画作成にしては、村西ひとりだけ熱量が違う。
海外の女優たちは自分の意見をしっかりいうため、とおるの無茶振りがことごとく、NG認定され、ついに警察にまで注意を受けることに。
自身のスタイル「エロティズムは恥じらいである」や「局部のアップや大胆なセクシーシーンは撮らない」を守り抜こうとし、対立が起こるも、撮影はとりあえず終了した。
完成後のパーディーでアリソンに、日本のポルノ業界は遅れていると吐き捨てられ、通訳者のジミーには裏切られ、刑務所に入る一同。
ジミーのグリーンカード欲しさにとおるたちを警察に売り、刑務所に入れられてしまう撮影部隊。全ての罪をとおるひとりが引き受け、宣告された懲役はなんと370年。
人生を4回生きても足りない残酷な宣告は、死刑を意味するのだった。3ヶ月後ヒゲがもじゃもじゃで生きる意味を失ったとおるは未だに刑務所の中にいたのであった。
懲役370年という途方もない数字に呆れるとおると、日本に帰国した他の撮影部隊。とおるの逮捕は事実不当で、ビザ詐欺で逮捕し、後から古い人種差別の法律を適用して罪を重ねている。
日本人のアメリカ侵略が進み、反感を買った日本人への仕打ちだと腹をたてるが、来月までに1億円を揃えれば、釈放の余地がある知り、とおるを救うため、みんな必死の思いで金をお金を集め始める。
日雇いのバイトに出かけたり、会社の面接を受けたりなど、それぞれできることをやる。トシ(とおるの相方)は、元ヤクザの古谷のところへ訪ね、裏の世界に入る。
そこには、若い訳あり女をシャブ漬けにし、人身売買をする違法ビジネスが広がっており、戸惑うも、トシはとおるのためにその仕事を引き受けることになる。
未だにまとまったお金が集まらない川田のもとに、黒木香が現れる。
とおるの信念に感動した香は、AV女優自らが宣伝活動に出向くなど、当時としては斬新すぎる方法で世間からも注目を浴び、ついに出荷できなかった黒木の作品を世に出すことができるようになった。
黒木の鮮烈なデビューは世間の注目を浴び、莫大な額を稼いだ川田は、その資金をとおるの保釈金にあて、ついにとおるの帰国が決まったのであった。
感想
懲役370年という途方もない数字。
アメリカではよく凶悪犯に数1百年の懲役が課されることがあるが、彼らは歴史上類を見ない殺人鬼であることが多い。
それに比べて村西とおるの罪は、人も殺しておらずただアダルトビデオを撮影しただけ。いかに不当な判決だったかがわかる。
僕は7話のはじまりの導入歌について複雑な気持ちを持ってしまった。
とおるが刑務所を死んだ目でウロウロするシーンでイギリスの歌手エイミー・ワインハウスの名曲”Back to Black”が流れた。
2000年代に大ヒットしたこの曲は、エイミーの代表曲となり、彼女が謎の事故死で亡くなった後も、彼女の存在が色褪せることはなかった。
ただこの曲とこのとおるのシーンの関連性がいまいちわからず、良いシーン作りのためにやったことだろうが、複雑な気持ちになってしまった。
曲選がイマイチすぎるし、なぜこの曲を選んだのか謎すぎる。
このドラマは俳優の激しい体当たり演技に、フィクションだろ!と疑うほどの信じられない事実をもとにしているので、強烈だし、面白い。
ただたまに音楽のチョイスが映像とマッチしていないので、そこは残念だ。
最終話8話のあらすじと感想はこちら
びぇ!