Netflix旅ドラマ『ジャックホワイトホール 父子2人旅』は親子の絆の物語だ！
イギリスのコメディアン ジャック・ホワイトホールが実父と世界中を旅するNetflix製作の旅ドキュメンタリー。
『ジャック・ホワイトホール父子2人旅』は、親子2人で仲良く(?)旅行するロードトリップ番組。
さぁ『ジャック・ホワイトホール父子2人旅』を観てみよう。
あらすじと背景
イギリスで大人気のコメディアンのジャック・ホワイトホールのバカげた企画をNetflixが映像化！
毎日のように人前で下ネタジョークばかり飛ばす息子ジャックとウィンストン・チャーチルを愛してやまない英国紳士の父の2人が貧乏旅行へ世界中に出かけるロードムービーです。
これまでコメディアンとしての地位を確立してきたジャックでしたが、いままで旅行をよくに行ったことがなく、ましてや父親とあまり親交がない。
そう思ったジャックは父親を連れて東南アジアにバックパッカーとして旅行に行く決断をします。
「ギャップイヤートリップ」と言われる大学を休学して世界中を旅する人たちが巡るルートと全く同じルートを大人気コメディアンとその堅物な英国紳士の父親が巡ります。
2017年にシーズン1がNetflixで公開されると瞬く間に話題になりました。シーズン1では東南アジアを舞台にタイ、カンボジア、そしてベトナムの3国を周る旅が描かれました。
2018年にシーズン2がNetflixで公開され、今度はヨーロッパ全土を舞台にドイツ、ハンガリー、ルーマニア、モルディブ、ウクライナ、そしてトルコの6カ国を巡る旅が描かれました。
ジャック・ホワイトホールってだれ？
日本ではあまりお馴染みない人ですが、イギリスでは大人気のコメディアンです。
貴族階級出身の彼ですが、その家庭を恥じるかのようにバシバシ下ネタジョークをブチかまして観客を笑わせるのが彼のスタイルです。
この作品以前にもNetflix製作の『ジャック・ホワイトホールのやりたい放題』で1時間のぶっ通しのコメディーショーがあるので是非興味のある方は見てみて下さい！
同じ英語圏のアメリカではさほど注目を浴びているわけではありませんが、非常に日本人にとって聴きやすい英語を話しているので、いい勉強になるかもしれません。
イギリスではカッコいいと思われている人間ではないらしいです‥
対照的な親子関係
普段から下ネタばかり言ってゲラゲラ笑っている息子ジャックに対して、父親は立派で律儀な英国紳士。
なので、当然東南アジアなどという汚い場所には行きたくありません。
この番組のひとつの魅力はプライドが高い父親に息子ジャックはこの手あの手を使ってイジろうとします。
しかし、プライドの高い老人は厄介です。旅行中ずっと機嫌の悪い父親はふてくされています。
唯一の幸せの時間は愛する妻とのビデオ電話とウィンストンと名付けた旅中に買ったぬいぐるみとの時間です。
人形を大事に大事に見守るプライド高き英国紳士の絵図は非常に笑えますよ！
それに対して、ジャックは子供のように遊び呆けては父親にイタズラを繰り返す。そんな子供のお遊びの延長こそが『ジャックホワイトホール父子2人旅』です。
シーズン1〜東南アジア編〜
2017年製作。
全6話でタイ、ベトナム、カンボジアの3国を旅します。タイの首都バンコク。
ここから旅のスタートです、が、いきなり問題勃発です。学生旅なんだからと安宿に泊まろうとしたジャックですが、そんなのとは真っ向から反対し、五つ星ホテルに泊まる父親。
予測不可能な旅のはじまりです。
ナイトパーティーでどんちゃん騒ぎしたり、スティーブンセガールに出会って真っ先に川に落とされたり、トラブル続きの旅行でしたが、この旅を通じて普段には話せないようなことを真面目に話したりなど彼らにとって特別な時間であったことは間違いなさそうです。
シーズン2〜東ヨーロッパ編〜
2018年製作。
全5話で東ヨーロッパを舞台に再び父子の喧嘩の火種が爆発します。
ドイツ、ハンガリー、モルディブ、ウクライナ、トルコの計6カ国を巡る旅を敢行。
水タバコを吸ったり、昼から酔っ払ったりと再び予測不可能な旅のはじまりでしたが、旅行期間中に父親の誕生日を迎え、父親と息子の新たな親子物語を垣間見ることができました。
父親が息子以上に溺愛するお人形ウィンストンくんをわざわざこの旅まで持ってくる父親に少し嫉妬気味のジャックの可愛いところも見れたところで幕を閉じます。
シーズン3〜アメリカ西海岸〜
2019年製作。
全2話でアメリカ西海岸を舞台に、アメリカを代表するロサンゼルス、アリゾナ州フェニックス、そして世界を圧巻する夜のカジノ街ラスべガスが登場します。
ザ・英国紳士の実父はアメリカを毛嫌いし、いつものようにジャックと対立する2人。ジャックはLAに生活の拠点を移し、売れっ子俳優になるために修行中。
夢を追う息子の姿を一目見ようと、遥々イギリスから来た実父。それをもてなそうとする息子ジャック。
普段通り下ネタジャークを大衆の前で披露するジャックに、それを露骨に嫌がり、プライドで塗り固められているような頭の固い老人の即興劇は衰えを知りません。
LAで人気沸騰中のビーガン料理を見て、オムツみたい！と失礼な問題発言から大麻料理とディープなスポットを巡り、親子の絆を再確認する。
ラスベガスでは、イギリスから遥々母親がサプライズで家族が集合し、伝統的なショー も堪能しちゃう。
びぇ！
