映画「ロマンティックじゃない?」感想ネタバレ:でぶちょ女でも夢はみたいんだ!!!
こんちくわ!Shygonです!
今回はSFのラブコメ映画
ロマンティックじゃない?
について熱く語りたいと思います!
2019年に製作された本作は、小太りの若い女性がひょんなことからラブコメ映画の世界に入り込んでしまうラブコメディー映画。
日本では劇場公開されなかったが、Netflixがアメリカ公開の同時期に独占配信した。
サクッとあらすじ
子供の頃、ナタリーはロマンティック・コメディ映画の世界観に憧れていたが、母親にその理想を打ち砕かれてからというもの、恋愛を醒めた目で見ていた。
恋愛を過度に理想化したロマンティック・コメディ映画が大嫌いになってしまったのである。
そんなある日、ナタリーは地下鉄を降りた途端にひったくりに襲撃されて‥
(Wikipediaより引用)
不恰好なララランド
トッド・シュトラウス・シュルソンが監督を務めた。日本ではあまり馴染みないが、これまでアカデミー賞やエミー賞のCMの監督を務めた経験がある。
さらに中国とタイに半年滞在しながら制作したCMが国際的に評価されるなど、これから監督として期待される。
ナタリー
幼い頃からラブコメ映画に憧れを持つちょっとぷっくらめの女性。ひょんなことからラブコメ映画に入り込み、ひとりの男性に恋に落ちる。
レベル・ウィルソンが演じました。
全米で大ヒットを記録した「ピッチパーフェクト」に陽気なムードメーカーの女の子を演じる。規格外の大きさに一度見れば忘れないインパクトがある。
ブレイク
長身に髭のスーツを着こなすイケメン男児。ラブコメ映画の世界に入り込んできたナタリーと恋に落ちる。
リアム・ヘムズワースが演じます。マイティーソー役で知られるクリスは実の兄。「ハンガーゲーム」や「エクスペンタブルズ3」に出演。
ジョシュ
アメリカの理数系ぽい穏やかで笑顔が素敵なオタク。ナタリーが働く建築事務所の同僚。
アダム・ディヴァインが演じました。ナタリー役のウィルソンの出世作「ピッチパーフェクト」でライバルを演じ、本作で再び共演。
ラブコメに夢みる幼い少女
本作のストーリーが、ラブコメ映画の世界に入り込んでしまう乙女のぷっくらめの女の子が繰り広げるラブコメディ映画だ。
ちょっとややこしいが、名作のラブコメ映画の名前が本編を通じて、たくさん出てくる。
「メラニーは行く!」や「13ラブ30」やジュリア・ロバーツの名作「ノッティングヒルの恋人」などラブコメディ映画の名作がぞろり。
「プリティウーマン」のリチャード・ギアとジュリア・ロバーツが会話するワンシーンから本作ははじまる。
テレビの前でラブコメ世界に憧れを持つ若い少女は、そのぷっくらした容姿のため、母親からはばっさりと"あんたには夢のまた夢の世界だわ!"と一喝されてしまう。
幼い少女には辛い一言だが、母親は続ける。
"私たちはジュリアみたいじゃないの!"
"こんな私たちを映画にしたら"
"ポップコーンに抗うつ剤を打たないと自殺者がでるわよ!"
とわりとパンチの効いたディスを吹っかけられる。
そんな「アイ, トーニャ史上最大のスキャンダル」に出てく娘に罵声ばかり浴びせる母親を彷彿させるような最低な母親のもとで育った主人公メアリーは真実の愛などあてにしなくなってしまった。
ラブコメ映画では、ハッピーエンドなど存在しない。ハッピーエンドのその先がお先真っ暗だから見せないし、誰もみたくもない。
そんな曲がった持論を信じ込んでしまったのです。
ラブコメ映画に物申す!!!
本作の最大の特徴は、ラブコメ映画のあるあるを面白おかしく演出しています。
足をつまづいて、"あ!あぁ‥"からはじまる臭い展開や初対面の男女がいきなり永遠の愛を誓い出したりとやりたい放題。
オシャレな街ニューヨークが舞台だと、どんなにありきたりのクソ映画でさえも、なぜか見栄えが良い。
稚拙なストーリーでさえも、ツッコミどころ満載でも、舞台がニューヨークというだけで映画が成り立ってしまう。
それこそが世界中から人が押し寄せる街の魅力であり、これまで数多くの名作映画がここニューヨークで撮影されてきたからなんだと思ってしまう。
本作はラブコメ映画だし、一回見れば充分の域の映画。ただなにも考えずに見れて、ゲラゲラ笑える。
それだけでこの映画の役目は終わりだが、たまにはこんな映画もいいかと。ちょっと小太りの乙女ちゃんがさまざまなアクシデントに巻き込まれながらも必死に奮闘しちゃう。
単純にゲラゲラ笑えて、オシャレな街をバックに、ニューヨーカーをちょっとでも感じようじゃないか?
びぇ!