Netflix『ジャックホワイトホール父子二人旅』アメリカ西海岸を巡るシーズン3
父子で世界を旅行する。
イギリスのコメディアンジャックホワイトホールと実父が世界を旅するロードショー。
ザ英国紳士で頑固な実父に、旅行を通して新たな世界を体験してほしいと願う息子2人でディープな世界を巡る
シーズン1では、東南アジアに巡り、シーズン2でヨーロッパを旅行し、シーズン3ではアメリカ西海岸が舞台へ。
シーズン1.2の見どころをまとめた記事はこちら
さぁ格段に面白くなっていく『ジャックホワイトホール父子の旅』シーズン3を観てみよう。
サクッとあらすじ
息子ジャックホワイトホールはLAに拠点を移し、俳優を目指している。
父親にもロサンゼルスの良さを知って欲しく、両親で移住計画を密かに立てている息子。
この西海岸の旅行を通して、イギリス以外ありえない父へアメリカを売り込んじゃおう!
シーズン2まで5.6話だったが、シーズン3は2話構成で、格段に短く&面白く、ジャックから見るアメリカの押し売りキャンペーン!
西海岸では主に、ロサンゼルス、アリゾナ州フェニックス、さらに世界一のカジノ街ラスベガスを訪れる!
感想
遂にアメリカに初上陸を果たしたこの番組も気づけばシーズン3。
シーズン1で東南アジアで小汚い発展途上国を思いっ切り堪能し、シーズン2では、ディープなヨーロッパを巡る旅を送った。
そして、シーズン3は、アメリカ西海岸が舞台となり、ロサンゼルス、アリゾナ州フェニックス、ラスベガスの三大都市をまわるツアー。
普段のようにジャックは人前など気にせず下ネタジョークを飛ばし、それを露骨に嫌がる実父の浮かない顔がずっと続き、常に笑いが絶えない。
さらにアメリカの先進的な文化の中に潜入し、普通では味わえない一捻りされたアメリカを堪能する。
全裸になってヨガをする全裸ヨガを体験し、この番組のディープさを理解すると、オムツみたいなグチャグチャのビーガン料理などビジュアルが先行する独特で刺激的なものがズラリと。
ジャックと実父のシュールな会話も、旅番組の見どころのひとつで#Metooベイビーの話は最高に笑えた。
女性が長年に渡り黙ってきた権力によるセクハラを告発し、世界的なムーブメントに発展したこの問題をイジるジャック。
元々ジャックの父は芸能界のエージェントをしていた。20歳そこらのジャックの母親となる人物に一目惚れし、40歳前後であった父と母は結婚に至ったのだった。
でもジャックからすると40超えたおっさんが20そこらの売り出し中女優と半ば強引に結婚したのは、もしいまだと‥??
いまの騒動から勝手につけた#Metooベイビー。
これだけではなく、公衆の前で気兼ねなく下ネタを発するジャックの無神経さに、プライドが高く頑固な英国紳士の父との絡みがシュールで他に見ない温度の中で即興コントを繰り広げる様は、コメディアンならではの温度感と面白さ。
観るべき一本。
びぇ!