Netflix『ファイナル・テーブル』感想ネタバレ:世界一のシェフを決める新感覚の料理番組! ピース綾部の初世界デビュー作!!
今回は話題のNetflix製作の料理番組
ファイナル・テーブル
について熱く語りたいと思います。
2018年にNetflixで製作本シリーズは世界中の料理のプロが集まり様々な国の郷土料理を料理して腕を競う番組です。
ピースの綾部祐二がニューヨークに渡米後初のバラエティ番組出演で、英語が全く話せない中で奮闘する彼の姿は日本人に勇気を与えたと思います。
サクッとあらすじ
世界中にはありとあらゆる郷土料理が存在します。
大昔から人々の生活の中に溶け込み文化として発展してきた郷土料理はドイツならシュニッツェル、中国なら北京ダックと各国代表する料理があります。
そんな中、世界を代表する一流シェフたちが料理の腕を競い合い、勝ち抜き戦で新のファイナルテーブルに着くのは誰かを決める「料理の鉄人」のような番組です。
ルールは簡単。
9カ国の料理をテーマに沿って料理し、その国の3人の特別審査員たちが最もおいしい料理とまずい料理を決め、1話ごとに1チーム脱落していきます。
テーマが日本食のときに、綾部祐二さんが出演しています。1話60分程度で計10話あります。9カ国の料理がそれぞれ1話ずつ、最終話は決勝戦が行われます。
プロのシェフが実力を本気で競う本シリーズに対して、素人が破茶滅茶に想像で料理するコメディ番組「パーフェクト・スイーツ」の解説はこちら
第1話:メキシコ料理
優秀料理に選ばれたのはバッタを使ったトルティーヤで、無駄が省かれ、バッタでさえも美味しく食べれるような料理でした。
反対にワースト3品にはまさかのメキシコ出身の料理人が作った作品が選ばれ、いきなり暗雲がたちこもるスタートとなりました。
日本シェフチームはトルティーヤ、アボカド、チリ、魚をふんだんに使い、メキシコ料理と日本食が融合した料理に出来上がりました。
他のチームはすでに食べれるように出来上がったものを作ったのに対し、日本チームは審査員が自ら盛ってつくる伝統的なトルティーヤを作りました。
僕はメキシコにいったことがありましたが、毎日トルティーヤだのタコスだの食に興味ない僕からしたら全部同じですが、なんか全然違うみたいです。といつもメキシコ人が説明してきますが、正直僕からしたらいまだに同じです‥
第2話:スペイン料理
ボンバ米、サフラン、鶏、ウサギ、カタツムリを使ったバレンシア風パエリアで競争します。メキシコ料理のときと違い、ダメな料理にはとことんツッコむひとりの料理家はもはや怖かったレベルです。
特別審査員として世界的に有名な音楽家や女優アナ・ポルボロサらが出演しました。
この手前のおじさんスペインで有数の料理批評家か何か知らないけど、ギャングじゃねーかと思うくらい怖すぎるんす。絶対ひとりくらいチビってるシェフいるよ‥
第3話:イギリス料理
世界中でも飯がまずいことで有名なイギリスです。というと一部に叩かれるので、あまり味がよろしくないらしいと友達が言ってました。
特別審査員として招かれていた元サッカー選手は日本のシェフと話すとき日本語ではじめましてといっていたのは少し嬉しかったですね。
そして、ここでまさかの日本チーム敗退でした。悲しい結果にがっかりでした。
そんな波乱からはじまるイギリス。ビールとサッカー、ビールと食を愛す国民と司会のホストからイジられてはじまるイギリス料理はEnglish Breakfast(英国の朝食)です。
僕からしたら普通に ん? ですよ。固有名詞ではなくまさかのイギリスの朝食。でも、みなさんとても美味しそうな朝食であれを朝食べれたら幸せそうでしたよ
第4話:ブラジル料理
ブラジルの人々にとって祝いの料理であり、伝統そのものを表現したフェジョアーダがテーマです。
このフェジョアーダははじめてきいた料理でしたが、お米、穀物、肉とメキシコ料理に若干似ているという印象を持ちました。
第5話:インド料理
5000年の歴史があるインドでは国中を虜にした料理がありました。
ムルグマッカーニは鶏肉をトマトクリームソースに漬け込むという斬新なアイデアがインド料理の歴史を塗り替えたのです。
巷ではバターチキンとして馴染みがあり、日本でもインド料理の代表格ですよね。インド国民の3割がベジタリアンであるので、肉抜きのバターチキンがテーマでした。
いやもうそれバターだけやしw
第6話:アメリカ料理
そして、我がアメリカです。
毎年感謝祭の時期になると家族や友達と一緒に祝い、そのときに必ず食べるターキー、サンクスギビングターキーがテーマでした。
特別審査員は名優トム・ハンクスの息子コリン・ハンクスやNYの辛口料理批評家のサム・シフトンらです。
彼は辛口で非常に有名だそうで、料理人たちがビビりまくってました。実際にも本当にそうで可哀想なくらい料理にダメ出ししまくってました。
でもテーマがハンバーガーじゃなくて安心しましたよ、テーマがハンバーガーなんて‥笑
第7話:イタリア料理
無発酵の生地に数百を超える形が存在するイタリア料理の真髄パスタがテーマでした。もうイタリア人は自信とプライドの塊で絶対に曲がったものを許さない審査員は恐怖しかなかったですね。
第8話:日本食
ついに我が日本です!
季節性と珍しい食材に焦点を当てた日本食は八寸、揚げ物、そして刺身の向付がテーマの懐石料理でした。
海外のシェフが日本食と聞いたとき、ほとんどの人が唖然し、料理の名前を発音できないひともいるくらいでした。
でもそれはそれほど日本食はユニークで謎に満ちているのです。
ほとんどのシェフが専門外な中、懐石料理なのに肉を使うひとやスパイスを取り入れちゃった料理など面白いものが多くあり、創造性に長けていました。
ただひとりカナダ出身のシェフが日本食マニアで、素人からは日本人が作った料理に劣らない見た目で美味しそうでした。
特別審査員の綾部祐二さんは一言でめちゃくちゃ面白かったです。
他の国のゲストはだれひとり英語を話せない人間がいなかったのに、綾部ただひとり話せないのです。
でも彼はそんなことこ構いなしに、ボディーラングエッジで会場を沸かせる能力。芸人こそがなせる技で感動しました。
日本については最後に言及しますが、他の8カ国と比べても極めて異質で変わった文化だということがわかります。
世界中どの国を見ても日本ほど変わった国がないんですねと気づかれました。
ただ日本食のテーマの説明をしていたとき、揚げ物しか聞き覚えのある単語がなかったのは秘密です。これじゃ日本人失格だお
第9話:フランス料理
世界の食の旅行の最終章にふさわしいフランス料理です。
料理の基本で、世界中で親しまれるフランス料理。習得するのが最も難しいとされるフランスの伝統料理リエーブルアラロワイヤルがテーマです。
フランス料理では批評家2人を招き、本気でジャッチしました。食の都なだけあってシェフな皆さんは目の色変わって作業してましたが、
僕からしたらただプライドの高いフランス人がゴリゴリに酷評していた回でした
第10話:決勝戦
決勝戦では2チームが進出し、それまで2人で1チームだったチーム戦ではなく、今まで仲間であったチームメイトがライバルになります。
ミシュラン3つ星の店を構える者、世界的にすでに有名なシェフ、日本食を愛する白人シェフ、数十年フランス料理に精通するシェフなど分野が様々なシェフたちが自分の最高傑作で勝負に挑みます。
そんな挑戦者を審査するのは9カ国から代表する伝説のシェフたち。いかにして挑戦者は生きる伝説たちの舌を呻られられるかが見所です。
日本食からみる閉鎖的な日本社会
日本食の回で周りが全員未経験な日本食に唖然する中、自信に満ちた顔をしている人がいました。ダレンはカナダで日本食店を経営しているシェフです。
日本の独特の文化や世界でも完成された造形美に魅せられ、独学で日本食を勉強している彼の日本食は日本人ではないからできる全く新しい日本食を作り上げていたのです。
審査員に自分の作った料理が優秀賞として紹介されると思わず涙を流し始めます。彼がインタビューで語っていた言葉をここではご紹介したいと思います。
人と違うことをするとすごく嫌悪される。
それを常に感じる。
白人だから、よそ者だから。
白人である自分が作った日本食が初めて日本人に評価されてとても嬉しかったのです。でもそれと同時に日々の苦労がその涙から垣間見れます。日本人じゃないから常に戦っている気がすると涙をこらえながらコメントするのです。
21世紀にもなって国のほとんどの人間が日本人という異質な環境なため全てにおいて日本を、外国人はとても閉鎖的に感じるのです。
日本人ではない白人が作る日本食は日本人が認めようとしないことが多々あります。
彼の嬉し涙の裏には白人が作る日本食の印象を打破しようと努力に努力を重ねた日々が一緒になって重なったのだと思います。
僕も含めて日本人は新たな環境への馴染むことを嫌い、伝統を常に守ろうとする傾向があると日々感じますが、料理にかかわらず、彼の言葉こそ今の日本を象徴しているような気がして、とても心に響きました。
どーでもいいけど タコ焼きの英語はtakoyaki、くず粉は英語でkuzuというらしいですね。初めて知りましたが、kuzuはちょいとまずいだろ
びぇ!