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映画「ピッチパーフェクト」感想ネタバレなし:アメリカの若者を描いたミュージカルコメディ!

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Universal Pictures

こんちくわ!Shygonです!

今回はアメリカで大ヒットを記録した映画

ピッチパーフェクト

について熱く語りたいと思います!

2012年に公開した本作は、ある大学のアカペラグループが全米選手権で優勝を目指す物語です。

 

眼光鋭い淡白な女アナケンドリック主演のミュージカルコメディ映画。

 

サクッとあらすじ

音楽プロデューサーになることを夢見るベッカは、父親が教授を務めるバーデン大学へ自身の意に反して入学することとなった。

大学内での活動に一切の興味を抱けない彼女の唯一の楽しみは、校内ラジオ局でのアルバイトだった。

そこで彼女はジェシーという青年と知り合い、お互いに意識し合っていることを感じつつあるのだった。 

 (Wikipediaより抜粋)

破茶滅茶なアカペラグループ

ジェイソン・ムーアが監督を、ケイ・キャノンが脚本を務めました。

ふたりとも「ピッチパーフェクト」が主な出世作で、このシリーズ以外有名作がありません。基本的にはテレビや舞台が主な仕事です。

 

ピッチパーフェクトに全身全霊をかけているおふたりなんです。

 ベッカ

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Universal Pictures

Djが大好きな大学1年生。ノリが悪く、他人に興味がない。基本的に無愛想で、自分の世界を持つような女の子。

アナ・ケンドリックが演じます。クビ宣告だけをする仕事をする父親の娘を演じた「マイレージマイライフ」「トワイライト」シリーズで有名。

図太い声にあのキャピキャピした女の子感。アメリカの若い女の子を代弁したような女の子です。でもそこに大人の静けさも掛け持つような安定感も。

 

ベッカを中心に女性のみのアカペラ集団ベラーズが全米アカペラ選手権で優勝を目指すという物語。目的が端的ではっきりしていてわかりやすい映画です。

高校を卒業して、大学に入ったばかりのひとりの女の子を主人公に大学生やメンバーのみんなと一緒に目的に向かって努力する話は本作に限った話ではなくて、学生時代に全ての人間が経験することです。

 

アメリカの子供達がどう高校から大学へと馴染んでいくのかの心情の変化や状況の変化を多角的に描いています。

日本ではアメリカの学生時代の様子を想像することが難しいですが、本作を見れば一緒にアメリカの大学で学生になった気分になれますよ!

「スクールオブロック」のようなノリノリな環境の中でみんなでひとつの目標に向かって突っ走る爽快感。

「ハイスクールミュージカル」のような思春期の男女の成長を、音楽を通して、描く楽しい映画です。

 

2012年に公開された本作は低予算ながら、大ヒットを記録しました。

約20億円の予算に対して、最終的な興行収入は約120億円と驚異的な数字です。数字的に観察すると凄い数字ですが、本作のヒットの仕方がとても奇妙なんです。

普通の大ヒットを記録する映画に比べてかなりロングランヒットでした。英語でsleeper hitと言いますが、だらだらと長い期間に渡ってヒットした珍しい映画になります。

 

これを見ればいまのアメリカがわかる!

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Universal Pictures

リアーナの代表曲"Don’t stop the music"からノリノリで始まる本作ははじめからネジが抜けていました。

壁一面にデススターのポスターに、スターウォーズのフィギアを飾るオタク野郎に挙げるとキリがありません。

本作ははじめから色々とおかしい。毎回ツッコんでいたら声が早々に枯れてしまいそうなんです。

初対面の関係で裸同士で大ヒット曲"titanium"を熱唱するシーンがでてきます。もうこの時点で頭に?が付いているだろうが、まさかのめちゃくちゃ歌が上手い。

 

アメリカに住んでいると自然に流れてくる有名曲がたくさん流れてくる。

2012年当時にアメリカの洋楽をよく聴いていた人からするとどれも一度は耳にしたことがあるほど有名な曲をアカペラ集団が歌い上げる。

マイリー・サイラスの大ヒット曲"party in the USA"を長距離バスの中でみんなで口ずさんだり、映画を見ているこっちが一緒に踊りたくなるようなノリと生きがいを共に感じます。

びぇ!

 

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