「グリーンブック」ってどんな映画?公開前に知っておくべき 3 選!
こんちくわ!Shygonです!
今回は先日行われたアカデミー賞で見事作品賞含む3部門を受賞した「グリーンブック」が3月1日日本公開します!
そんな「グリーンブック」の公開を記念して、あらすじ・見どころをまとめました。
ネタバレや詳しい内容は以下の記事をご覧ください。
グリーンブックはどんな映画?
1960年代のニューヨークを舞台に、天才黒人ピアニストと無教養の白人用心棒のバディームービーです。
"Deep South"と呼ばれるアメリカの南部(の中でも特に南部, あまり治安が良くない場所)を巡るツアーをするために、育った環境が全く違い、価値観が合わないふたりが冒険を通して、友情を含めていくロードムービー。
"グリーンブック"は、黒人が安全に全米を旅行するために発行されていた 黒人用のガイドブックです。酷く差別されていた黒人は、常に身に危険が及びます。
黒人の人権は法によって守られることが少なかったので、自分の身は自分で守る必要があったのです。このガイドブックには、地域別の黒人が寄っても安全なところが記載され、それを頼りに黒人たちは旅行にいく。
この映画のモデルになったのは、実在した天才ピアニスト ドン・シャーリーです。当時としては珍しい教養のある黒人で、幼いころから英才教育を受けてきた人物。あらゆる分野に造詣が深く、8ヶ国語を操る天才だったようです。
ドン・シャーリーを演じたマハーシャラ・アリは助演男優賞に輝きました。前作ムーンライトに続き2度目です。
これに対して この天才くんのドライバーとして同行するのは、イタリア系のぽっちゃりくん。人望は厚いが、教養がなく、食べるのが大好きなナイトクラブの用心棒。
性格が真逆で、話がまるで噛み合わない。そんなふたりは旅を続けていくと友情が芽生えはじめる。
作品賞受賞で批判殺到するワケ
年に一度の映画の祭典アカデミー賞。
世界中の映画がこぞって集まり、アカデミー賞で競い合う。毎年、混戦が予想され、受賞結果が全く予想できないアカデミー賞ですが、今年は大本命だったROMA ローマ」を打ち破り、「グリーンブック」が作品賞を受賞。
本ブログでもアカデミー賞の予想を徹底的に研究し、予想の記事をあげたのですが、見事に外しました。そんなアカデミー賞の結果を分析し、傾向をまとめたのでそちらもぜひご覧下さい。
作品賞に輝き、アカデミー賞で評価されたのになぜ物議を醸しているんでしょうか?それはこの映画が撮影されるとき、事前に撮影の申し出がドンシャーリーの遺族になかったのです。本作は無教養な用心棒トニー・リップの息子らが執筆したもの。
ドン・シャーリー の家族関係の描き方の相違や、トニーリップの役柄が黒人を救う救済者として誇張して描かれすぎているなどの批判が勃発。
本作と作品賞を競ったブラッククランズマンの監督スパイク・リーは、この結果に憤慨し、会場を出て行ったそうです。彼は黒人を代表する監督として、これまで数多くの黒人の人権の向上を訴えてきました。
1988年公開の「ドゥーザライトシング」のときに、作品賞を取った「ドライビングMissデイジー」と「グリーンブック」の内容(車のシーンが多い映画)が似ていることを皮肉って、"また車映画にやられた"と嘆いていたそうです。
そんな授賞式が終わったあとにも、話題が尽きないアカデミー賞。来年はいかに。
観る前に知っておくべきこと
「グリーンブック」を観る前のまとめです。
「グリーンブック」はアカデミー賞で3部門(作品賞・助演男優賞・脚本)を受賞。ドンシャーリーを演じたマハーシャラ・アリが2度目の受賞。
作品賞の受賞に批判が殺到。理由はドンシャーリーの遺族への申し出がなかったことや、事実と違う描写があったといわれている。
"グリーンブック"は黒人が安全に全米を旅行する旅行するためのガイドブック。ひどい差別が色濃く残る"Deep South"を舞台に正反対のふたりの人間が友情を深めてい深めていくくな話。
「グリーンブック」は3月1日公開。
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