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アメリカ在住大学生が映画を語るブログ

2018年度の各映画祭の結果と傾向をまとめてみた 【91回アカデミー賞予想】

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こんちくわ!Shygonです!

今回は2018年度に開催された世界中の映画祭の結果をまとめました。

年3月ごろにアメリカでは世界最大の祭典と言われる「アカデミー賞」が開催されます。アカデミー賞世界中の映画を対象に、1年間の中でどの映画が芸術的に優れているかを決める映画のフェスティバルです。

常、その年の1月下旬にアカデミー賞の授賞式で争われる多くの映画の上位が決まります。各部門上位5作品をノミネート作品として挙げ、3月に行われる受賞式で”最高の1本”が決まります。※部門によっては5作品ではない。

3月に開催されるアカデミー賞までに様々な地域と場所で独自の観点から映画を表彰します。それらの集大成として、アカデミー賞は盛大に式典が行われます。2019年度のアカデミー賞(第91回アカデミー賞)の予想するにあたり、様々な映画祭や教会の指標をもとに予想します。

 

本記事ではそんな2018年度に行われた映画祭や協会の結果をまとめたものです。

2019年のアカデミー賞のノミネートはこちらです。

 

はじめに

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本記事は長い上にめちゃくちゃつまんないです。

下記にただ各映画祭の結果がズラリと書いてあるだけなので、その「つまんないゾーン」の前に、筆者が思う今年の傾向を少し述べさせて下さい。

 2018年度版ベスト3映画

Shygon的には各業界の協会の結果を一番信頼しているので、全米監督協会、全米俳優協会の結果を見ると、部門関係なく、「ローマROMA」、「アリースターの誕生」、「グリーンブック」が2019年アカデミー賞のベスト3の映画とします。

どの部門でも満遍なく、ノミネートされているのと、監督賞のノミネートにきちんと名前が上がっているからです。

 この映画だけは押さえて!

以上の3作の他に、「ブラッククランズマン」、「女王陛下のお気に入り」、「ブラックパンサー」が次点として、アカデミー賞の賞レースに食い込んでくると思います。

念ながら日本でも大ヒットした「ボヘミアン・ラプソディー」はやはり今回の賞レースに参加するのは難しそうですね。

の特徴は実在したアメリカの政治家ディック・チェイニーの伝記映画「バイス」や、世界初月面着陸を果たしたニール・アームストロングの伝記映画「ファーストマン 」も勢いがありそうですね。

 2019年アカデミー賞の映画リスト

2019年(第91回)アカデミー賞に名前が上がりそうな映画をずらっと書いてみました。日本では毎年のようにほとんどの映画がアカデミー賞当日までに公開しないので、僕が書いたブログをアテにしていただけるとありがたいです。

からアカデミー賞を受賞しそうな順にリスト化しました。例えば「ローマ」は確実に受賞するので、上の方に書き、逆に一番下の「MID-90s」は現実的ではないですけど、個人的にもう少し評価して欲しかった作品を並べておきました。

Shygon的おすすめ映画は星マークがついている映画です!星マークの数が多いほど、個人的に好きな作品です。

全部の作品を執筆次点(1月後半)で観れていない&ブログも描き切れていないので、随時更新します。

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全米監督協会賞(DGA )

全米の映画監督の集い。アカデミー監督賞の会員と似ているため、DGAの結果とアカデミー監督賞が重なる場合が多く、信頼できる指標です。

  • アルフォソ・キュアロン (ローマ ROMA)
  • ブラッドリー・クーパー (アリースターの誕生)
  • ピーター・ファレリー (グリーンブック)
  • スパイク・リー (ブラッククランズマン)
  • アダム・マッケイ (バイス)

全米映画俳優組合賞SAG

DGAと同様の俳優協会。アカデミー会員と協会のメンバーが重なるので、信頼が置ける

 主演男優賞

  • クリスチャン・ベール (バイス)
  • ブラッドリー・クーパー (アリースターの誕生)
  • ラミ・マリック (ボヘミアン・ラプソディ)
  • ビィーゴ・モーテンセン (グリーンブック)
  • ジョン・デイビッド・ワシントン (ブラッククランズマン)

 主演女優賞

  • エミリー・ブランド (メリーポピンズリターン)
  • グレン・クローズ (天才作家の妻)
  • オリビア・コールマン (女王陛下のお気に入り)
  • レディ・ガガ (アリースターの誕生)
  • メリッサ・マッカーシー (Can you ever forget me?)

 助演男優賞

  • マハーシャラ・アリ(グリーンブック)
  • ティモシー・シャラメ (ビューティフルボーイ)
  • アダム・ドライバー (ブラッククランズマン)
  • サム・エリオット (アリースターの誕生)
  • リチャード・E・グランド (Can you evern foget me?)

 助演女優賞

  • エイミーアダムス (バイス)
  • エミリーブランド (クワイエットプレイス)
  • マーゴットロビー (ふたりの女王)
  • エマストーン (女王陛下のお気に入り)
  • レイチェルワイズ (女王陛下のお気に入り)

全米脚本家協会WGA

脚本家の集い。

 脚本賞

  • Eighth grade
  • グリーンブック
  • クワイエットプレイス
  • ローマ
  • バイス

 脚色賞

  • ブラッククランズマン
  • ブラックパンサー
  • Can you ever forget me
  • ビール・ストリートの恋人たち
  • アリー スターの誕生

英国アカデミー賞BAFTA

 作品賞

  • ブラッククランズマン
  • 女王陛下のお気に入り
  • グリーンブック
  • ローマ
  • アリースターの誕生

 主演男優賞

  • クリスチャン・ベール (バイス)
  • スティーブ・ゴーガン (stan&ollie)
  • ブラッドリー・クーパー (アリースターの誕生)
  • ラミ・マリック (ボヘミアン・ラプソディ)
  • ヴィーゴ・モーテンセン (グリーンブック)

 主演女優賞

  • グレン・クローズ (天才作家の妻)
  • オリビア・コールマン (女王陛下のお気に入り)
  • ヴィオラ・デイビス (妻たちの落とし前)
  • レディー・ガガ (アリースターの誕生)
  • メリッサ・マッカーシー (Can you ever forget me?)

 監督賞

  • ブラッドリー・クーパー (アリースターの誕生)
  • アルフォソ・キュアロン (ローマROMA)
  • ヨルゴ・スランティスモス (女王陛下のお気に入り)
  • スパイク・リー (ブラッククランズマン)
  • パヴェラ・パヴリコフスキ (Cold War)

 

ゴールデングローブ賞

赤線が勝者。ハリウッドの外国人記者が決める賞ですが、個人的には全くアテにならないと思っているので、飛ばし読み程度です。

 ドラマ部門作品賞

  • ボヘミアン・ラプソディー
  • アリースターの誕生
  • ブラックパンサー
  • ブラッククランズマン
  • ビール・ストリートの恋人たち

 コメディ・ミュージカル作品賞

  • グリーンブック
  • クレイジーリッチ!
  • メリーポピンズ リターン
  • 女王陛下のお気に入り
  • バイス

 アニメ作品賞

  • スパイダーマン:スパイダーバース
  • Incredible 2
  • 未来のミライ
  • 犬ケ島
  • シュガーラッシュ:オンライン

 外国語映画賞

  • ローマROMA
  • 万引き家族
  • Girl
  • Never look back
  • カペルナウム

 監督賞

  • アルフォソ・キュアロン (ローマ)
  • ブラッドリー・クーパー (アリースターの誕生)
  • ピーター・ファレリー (グリーンブック)
  • スパイク・リー (ブラッククランズマン)
  • アバム・マッケイ (バイス)

 主演男優賞:ドラマ部門

  • ラミマリック (ボヘミアン・ラプソディー)
  • ブラッドリークーパー (アリースターの誕生)
  • ジョンデビッドワシントン (ブラッククランズマン)
  • ウィレムデフォー (永遠の門)
  • ルーカスヘッジス (ある少年の告白)

 主演男優賞:ミュージカルコメディ部門

  • ヴィゴ・モーテンセン (グリーンブック)
  • ロバード・レッドフォード (the old man and the gun )
  • リン=マヌエル・ミランダ (メリーポピンズリターンズ)
  • ジョンcライリー (スタン&オリー)

 主演女優賞:ドラマ部門

  • グレン・クローズ (天才作家の妻)
  • レディー・ガガ (アリースターの誕生)
  • メリッサ・マッカーシー (can you evern foget me?)
  • ニコール・キッドマン (destroyer)
  • ロザムンド・パイク (a private war)

 主演女優賞:ミュージカルコメディ部門

  • オリビアコールマン(女王陛下のお気に入り)
  • コンスタンスウー  (クレイジーリッチ)
  • エミリーブランド (メリーポピンズ)
  • シャリーズ・セロン (タリーと私の秘密)
  • エルシー・フィッシャー (eigth grade)

 助演男優賞

  • マハーシャラ・アリ (グリーンブック)
  • ティモシー・シャラメ (ビューティフルボーイ)
  • サム・ロックウェル (バイス)
  • アダム・ドライバー (ブラッククランズマン)
  • リチャード・E・グランド (Can you ever forget me?)

 助演女優賞

  • レジーナ・キング (ビールストリートの恋人たち)
  • レイチェル・ワイズ (女王陛下のお気に入り)
  • エマ・ストーン(女王陛下のお気に入り)
  • エイミー・アダムス (バイス)
  • クレア・フォイ (ファーストマン)

 脚本賞

  • グリーンブック
  • ローマ
  • 女王陛下のお気に入り
  • ビールストリートの恋人
  • バイス

全米映画批評家協会連盟NSFC

自の視点からいい映画を選ぶ。大勢の意見など関係なし、国際色が豊かで、世界中の映画から選ぶ傾向あり。ほとんどアカデミー賞を予想する上では役に立たないが、いい映画を探す上では重要な指標。

 作品賞

  • ザ・ライダー(原題)

 監督賞

  • ローマ

 主演男優賞

  • イーサン・ホーク (first reformed)

 主演女優賞

  • オリビア・コールマン(女王陛下のお気に入り)

 助演男優賞

  • スティーブ・ユエン (バーニング 劇場版)

 助演女優賞

  • レジネ・キング (ビール・ストリートの恋人たち)

 脚本賞

  • スターリンの葬送狂騒曲

 撮影賞

  • ローマ

 外国語映画賞

  • ローマ

 

ニューヨーク映画批評家連盟

 

世界三大映画祭

 ヴェネチア映画祭

最高賞の金獅子賞は「ローマROMA」のアルフォソ・キュアロンが受賞。 金オゼッラ賞(脚本賞)はコーエン兄弟の異色の西部劇「バスターのバラード」が受賞し、男優賞はウィレムデフォー、女優賞は「女王陛下のお気に入り」のオリビア・コールマン。

 カンヌ映画祭

最高賞にあたるパルムドールは我が日本から「万引き家族」が受賞し、次点にあたる審査員特別グランプリではスパイクリー監督待望の新作「ブラッククランズマン」が受賞。面白いことといえば、監督賞に輝いた「Cold War」はアカデミー賞の賞レースに参加する可能性あり。

 ベルリン国際映画祭

必要なし

これら以上が僕がアカデミー賞を予想する上で、見ている指標です。

びぇ!

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