追悼ロジャームーアという俳優が歩んだ道を振り返る![考察と解説]
こんちくわ!Shygonです!
今回は突如俳優ロジャームーアが亡くなったということで、
彼の人生を振り返り、彼が映画界にもたらしたことなどを熱く語ります!
緊急企画ロジャームーアとは
この方はなんつたってジェームズボンドを演じたことで一躍スターダムにのし上がり世界的な知名度をものにしました。
1927年にイギリスで生まれたロジャームーアは終戦とともに除隊し、映画界に飛び込みました。
長い下積み生活を過ごし、ついに50年代初頭に大手映画会社と契約を果たすのです。
その後は俳優としてトントン拍子で一歩ずつスターへの階段を上っていきます。
有名になる俳優にありがちなドラック、女などのスキャンダルに見舞われることなく、とても珍しい健全な俳優でもあります。
007ジェームズボンド
1962年にはじめて映画化された後は様々な俳優が主人公ジェームズボンドを演じるたびに大きなニュースとなっていました。イギリス出身のイアンフレミングの推理小説が元となっており、最近では小説にはなかった経歴を映画で新しく語られることもあります。
このジェームズボンドは初代ボンドを演じたショーンコネリーに今でもスポットが当てられがちです。
確かにコネリーは偉大な俳優でこの007映画をシリーズ化するほどにまで育てた立役者です。しかし、僕はこのロジャームーアがいなかったら現代のように大人気シリーズにはならなかったと思っています。
初代ボンドを演じたショーンコネリーがボンドを引退したとき問題は起こったのです。コネリー=ボンドという一般的な常識がファンから離れず、2代目は大失敗に終わるのです。
その後コネリー復活を望む声の推薦もあり、1作のみの復活もしました。ですが、当時はコネリーがいなくなった瞬間007は終わりな状態でした。
そこで新しい風をボンド映画に吹き込んだのが俳優ロジャームーアでした。
コネリーは007として堅実に任務をこなし、時折スパイスの効いたジョークを言いつつもしっかり仕事はこなす、いわゆるエリートです。
しかし、そんなコネリーボンドとは一転し、
ムーアが演じたボンドはとても甘いマスクで女性と遊んでばかりなのです。
もちろんコネリー時代からボンドガールといわれるほど美しい女性はボンド映画には必要不可欠でした。
でもムーアはエリートではあるが、基本的に女性には目がなく、仕事をほっぽらかし、女性の尻をひたすら追っかけまくるのです。
そのムーアのボンド像は今でも受け継がれており、現在ボンドを演じているダニエルクレイグにもその兆候が垣間見れますよね。
そんな低迷していたボンドに新たなテイストをつけたし、世界的な人気シリーズに仕立て上げた俳優ロジャームーア。
その功が成し、今までにボンド映画7本出演と最多記録を保持しています。
ロジャームーアという人間は89歳でその人生の幕は閉じましたが、彼の生きた功績、映画界に与えた影響はこれからも、これからもスクリーン上で生き続けるのです。
そんな彼に黙とう。
びぇ!