映画「ミッションインポッシブル フォールアウト」 感想ネタバレ : シリーズ最高傑作&最高興行収入!?
こんちくわ!Shygonです!
今回は2018年夏最大級の目玉作品である
ミッションインポッシブル フォールアウト
について熱く語りたいと思います!
1996年に第1作目の「ミッション・インポッシブル」が公開されるとすぐに反響を呼びました。それから20年以上の月日を得てもなお、新作が作られるほど大人気シリーズになりました。
2018年の本作はシリーズ合計6作目で、2015年に公開された「ミッション・インポッシブル ローグ・ネーション」のその後が描かれています。
「ミッションインポッシブル」の魅力である過激なアクションとシビれるスパイ活動は本作でも目が離せません。
それでは語っていきます!
ミッションインポッシブル6の醍醐味とは?
主演のトムクルーズは多くの映画でアクションを自らするということは周知の事実ですが、「ミッション・インポッシブル」もその映画のひとつです。
トム自身がヘリの操縦
本作のクライマックスにシリーズ初のヘリでのアクションシーンがあるのですが、そのヘリを自分で操縦するという頭のぶっ飛んだことにも50歳を超えて挑戦しているのです。そのヘリの操縦訓練時間なんと2000時間です。
シリーズ最高の製作費
主演のトムクルーズの頑張りだけではありません。本作の製作費はシリーズ最多の1億8000万ドルを越えたのです。
これはトム・クルーズが撮影の合間にビルとビルを飛び越えるシーンにて骨折し、その影響で撮影が遅れたことで製作費が跳ね上がったのです。
キャストはトム・クルーズをはじめおなじみのキャストに加え、CIAの諜報員としてイケメン俳優ヘンリー・カヴィルや妻ジュリア役のミシェル・モナハンが前作ぶりにカムバックしてきます。
観る前に知っとくべきこと(ネタバレなし)
「ミッション・インポッシブル」はスパイ映画の中でも大人気シリーズであり、世界中のファンから愛されています。
毎作様々な組織の陰謀が動きめく中、主人公イーサン・ハントの活躍に目が離せません。本作「ミッション・インポッシブル フォールアウト」も様々な組織の陰謀が同時に描かれます。
さらに仲間だと信じていたものが実は敵組織のスパイだったなんてこともあり、事態はさらに深刻化するのです。
ですがそんな物語のプロットこそが本作を面白くしている最大の要素であるので、本作を観る前にこれだけは理解しておくべきことを書いておいたので、ぜひご覧ください!
IMF(Mission Impossible Force)
主人公イーサン・ハントが属する組織で、不可能だとされる挑戦に挑む秘密組織の名称。アメリカ政府の傘下であるが、正式には認められていない組織なため、彼らは秘密裏でいつも活動を強いられる。
ルーサー(黒人)はハッカーとして、ベンジーは立派なMiのネタ役として登場しますジェレミー・レナーが演じるウィリアムは、「ウィンド・リバー」の撮影のため本作には出演しません。
CIA
アメリカ政府直属で外国での諜報活動を行う情報機関。本作に初登場のオーガストはイーサンと共に行動します。
シンジゲート
謎に包まれた国際的な犯罪組織。前作「ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション」で敵役として登場したシンジゲートのボスであるソロモンは本作でも物語を進行するにあたり重要な役割を果たす。
MI6
イギリスの情報機関。ジェームズ・ボンドはMI6の諜報部員であり、本作にも前作から登場した謎の美女イルサはシンジゲートにスパイとして潜入し、イーサンの手助けをしていた。本作にも何らかの形で再登場する。
ホワイト・ウィドウ
大金持ちの謎のブローカー。全てが謎に包まれるブロンド美女。
あらすじ(ネタバレなし)
イーサン・ハントの基に再び不可能なミッションの届けが送られてくる。それはシンジゲート」の生き残り集団が複数の都市で同時核爆発を企てており、盗まれた3つのプルトニウムを72時間以内に回収するというものだった。
手掛かりはジョン・ラークという正体不明の男と同じく正体不明のホワイト・ウィドウという女であった。
イーサンたちは早速彼らのもとへ向かうが、CIAはこれをよく思っていなく、監視係としてCIAから諜報員オーガスト・ウォーカーを連れて行くように要請したが、、、
イーサンの妻ジュリアが突如イーサンの目の前に姿を現すなど予想外の出来事が多発する。
「ミッションインポッシブル フォールアウト」のネタバレあり
これからは物語のネタバレを含まれています。
3つのプルトニウムを盗まれ、複数の都市で同時核爆発の計画を未然に防ぐため、イーサンたちIMFは捜査に乗り出す。
しかし、前作でIMFはテロリストに疑われたことがあり、CIAはいまだにIMFの単独行動を認めたくはなかったのであった。
捜査に乗り出すのを条件にCIAの諜報員オーガスト・ウィーカーの同行を迫ってきたのだ。
イーサンらIMFとCIAのウォーカーが協力して、プルトニウムのありかを探し出すため、まずなんらかの情報をもっていると思われるジョン・ラークの接触に成功した。巧妙な策略が功を成し、プルトニウムにつながる情報を彼から手に入れたのだった。
次に謎のブロンド美女ホワイト・ウィドウのところへ向かった。謎に包まれた彼女の正体は裏で大きな影響力を持つブローカーであったのだ。自身の豊かな資金力と情報力を武器に世界中を股にかけて取引していたのだった。
彼女の協力と信頼を勝ち取りたかったイーサンはなんとソロモンの脱獄に手を貸してしまうのであった。
当然CIAをはじめイーサン以外はこの計画には大反対しているため、当然孤立無援の戦いを強いられてしまうことになってしまう。
移送中のソロモンの強奪に成功したイーサンらは思わぬ、刺客に行く手を阻まれるのであった。
前作でシンジゲートのスパイでMI6の諜報員であったイルサだった。
ソロモンの脱獄には大反対であったイルサはMI6の命令によりソロモンの殺害図っていたのであった。
イーサンらはイルサの手からも逃れ、ついにソロモンの受け渡しをウィドウにする準備をしていた矢先思わぬ出来事がイーサンらに降りかかるのであった。
CIAの諜報員として同行していたウォーカーがCIAの命で、IMFからソロモンの強奪を図ったのです。
しかし、イーサンはこの策略には動じず、「策には策を。」のようにウォーカーの思惑を見事押しのけるのであった。
これだけでは終わんなかったのである。CIAの諜報部員であったウォーカーには裏の顔があった。
ウォーカーはソロモン率いる国際的犯罪組織シンジゲートの諜報員としてCIAに潜入していたのであった。
再び落とされたイーサンらは味方であったアラン長官がウォーカーに殺され、ソロモンまで彼も手に渡ってしまう大失態を犯してしまった。
ウォーカーへの復讐ととソロモンの身の確保のため、GPSをたよりに彼らの行方を追うのであった。
プルトニウムの専門知識を備え、同時核爆発を企てているソロモンをそのままにしておくのはあまりにも危険なため焦っているイーサンですが、そこにイルサの協力を得て、
ウォーカーとソロモンがいると思われるカシミールへ出向き最終決戦に挑むのであった。そこに妻ジュリアの姿があったのだ。
彼女は別の男性を既に結婚してした。
ジュリアの協力も得て、イーサンはヘリで去ったウォーカーを追い、イルサやほかの諜報員は隠されたプルトニウムのありかとソロモンの行方を追ったのであった。
最終的に壮大なアクションシーンをまたぎ、テロは無全に防ぎ、ソロモンを確保、ウォーカーに復讐の念を晴らすことに成功した。
ボクが本作をシリーズ最高傑作と太鼓判を押す理由とは?
本作は6作目として2018年に公開されました。
上映時間はアクション映画にしては長めの2時間半を超える大作なのですが、それを感じさせない内容の詰まった映画に出来上がっています。
いままで毎作監督が代わってきた本シリーズですが、シリーズ初の監督が2作連続で務めているのです。
クリストファー・マッカリー監督は1995年公開の「ユージュアル・サスぺクツ」でアカデミー脚本賞を受賞するなど、全く映画の進行を予想できない方向に連れていく脚本作りに定評があります。
ボクの視点でこの映画の魅力を脚本以外で挙げるとしたら、
アクションシーンの迫力が映画の枠を超えている
ということです。
数多くのスパイ映画が存在する中で、本作「ミッションインポッシブル フォールアウト」は群を飛びぬいています。
スパイ映画の代表作である「ジェームズ・ボンド」シリーズはいまでも根強い人気を誇る作品ですが、あまり現実味がないと僕は正直思います。
ジェームズ・ボンドは最強の諜報部員なので、華麗に全てのことをこなします。しかし、同時にリアリティーはあまりなく、映画の枠の中で全てが成立します。
それに比べ、本シリーズのプロデュースも兼ねているトム・クルーズは全作で自らアクションシーンを演じるなど007に比べてリアリティーが増しているとボクは思います。
そして、本作の描写はシリーズの中でも一番現実味を帯びているような気がします。本編の冒頭のシーンでスカイダイビングのシーンや、マスクを外すシーン、海に転落した車での救出シーンなど、数多くある魅力的なシーンの全てに共通することは
カット少なめでカメラを固定する手法
が用いられており、そのカメラワークがより一層リアリティーを増しているのです。カットを多用せず、カメラ固定でキャラクターを追っていると、映画の枠を飛び越えて実際に起こっていることなんではないかと錯覚するほど現実味がよります気がします。
実際に映画館に運び、本作を観るとボクの言っていることがわたるような気がしますが、本作「ミッションインポッシブル フォールアウト」はボクの中でシリーズ最高峰の出来であり、トム・クルーズの衰えを全く感じない最強のアクション映画であると思います。
びぇ!
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