映画 「マッドバウンド哀しき友情」 感想ネタバレ:米南部の信じられない終戦後の人種差別とは?
こんちくわ!Shygonです!
今回はNetflix配信の社会ドラマ
「マッドバウンド 哀しき友情」
を熱く語りたいと思います!
2017年製作の本作はアメリカミシシッピ州の田舎を舞台に、
戦争終結後未だに街には人種差別が街全体に蔓延る中、
サクッとあらすじ
世界中を巻き込んだ第二次世界対戦が勃発する中、
戦争が終結し、帰還兵が故郷へ帰ってくる中、
戦争中では母国のために果敢に戦い勲章までもらった黒人兵は環境
そして、それは黒人だけが感じることではなく、
戦時中絶体絶命の中自分を救ったのが黒人であり、
そんな葛藤を続ける両者は次第に馴れ初めはじめるが、、、
マッドバウンドとは?
本作は2017年製作で、サンダルス映画祭で始めて上映され、
ディー・リーという女流監督が務め、キャストはキャリー・マリガンはじめ有名俳優が多数出演しています
ラウラ(キャリーマリガン)
彼女は献身的な妻を演じます。とても優しい性格の持ち主で、
「17歳の肖像」などで知られる実力派女優。
ヘンリー(ジェイソンクラーク)
農園の地主として、ラウラの夫を演じます。父親の影響もあり、
「ファーストマン 」などで知られるオーストラリア出身の男優。
ジェイミー(ギャレットヘドライド)
ヘンリーの弟で役者を目指していました。戦争に従軍すると戦場では大尉まで上り詰め、
「トリプルフロンティア」や「オンザロード」で知られる若手。
パピー(ジョナサンバンクス)
ジェイミーとヘンリーの父親であり、
大人気ドラマ「ブレイキングバッド」では用心棒を演じていた人です。
ロンセル(ジェイソンミッチェル)
黒人一家に生まれ戦争で戦車の軍曹を務め帰国します。しかし、
フローレンス(メアリー J ビリジ)
ロンセルの黒人母親であり、
ナレーションが物語の進行役
本作主に戦後に帰還兵としてかえってきた2人の相反する立場の兵が自分の中で葛藤する姿を描いてします。
白人の帰還兵はPTSDに悩まされて、酒に溺れます。
そして、
黒人の帰還兵は戦場では人種関係なくお国のために、人種の壁を超えて団結し一緒に戦うのです。
そして、
本作においてナレーションとして様々な人たちが登場し、
ラウラは一家の妻としての葛藤や悩みを訴え、ジェイミーは人種差別への反感と、
ロンセルは黒人として、
色んな人たちの思惑が混在している中物語は思いもよらない方向へ
本作の舞台アメリカ南部は奴隷廃止後でも激しい人種差別が残る地域で有名です。
本作のように黒人の置かれている立場と白人の立場の違いというのが度々映画の中では描かれることがあります。
僕も南部にはバックパックで行ったのですが、大多数が黒人なのに少数の白人に差別されるという考えられないことがいまだにあるんですよね。
「アラバマ物語」はこのような部類の映画の名作なのでぜひ一緒にご覧ください。
思いも寄らないエンディングとは!?
(ネタバレが含まれます。)
冒頭シーンで父親パピーが亡くなったことで大雨の中、息子2人が
雨が止んだあと父の遺体を地中に埋めるのですが、男2人では足り
しかし、
2人の帰還兵は戦争に貢献したとして崇められる存在になるのです
そんな戦争の辛さを帰還後も引きずるのですが、それを分かち合えるのは戦争を知っている彼らのみです。
そこで人種の壁を超え痛みを共有し始めるのですが、
パピーは白人至上主義グループの一員として、
拷問の最後には、舌、目、
肌の色が黒いだけで拷問を受けたロンセルは一応一命を取り留めま
なので、冒頭シーンでお墓を作ってたジェイミー張本人が実の父親を殺していたのです。
そして、
本作が訴える人種差別と戦争の関連性とは!?
戦争後、どれほど人は豹変し、
話題になった「アメリカンスナイパー」や「7月4日に生まれ
黒人にとっては我が国のためにと必死に命をかけて戦ったにも関わ
それは単なる肌の違いだけなのです。
そんな現状によく思っていない白人にも同じような態度をとる古風
PTSDと人種差別の大きな2つの問題を重ね合わせることで見える新たな一面。まだ考えさせられる映画、それが本作「マッドバウンド 哀しき友情」です。
そして、本作で黒人一家の母親役を演じたメアリー J ビリジは本職
びぇ!