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キングスマン(2014)が画期的かつ斬新的な映画になった理由と魅力とは?[考察と解説] (ネタバレ)

こんちくわ!Shygonです!

今回は話題の新作キングスマンについて熱く語りたいと思います!

 

2014年に公開され、日本でも話題になり、公開された直後に続編の製作が決定するほど注目を集めました。

スパイ映画として面白みがあるだけではなく、映画製作として新しい道を開拓したといっても過言ではないのです。

 

そして何より今作の最大の魅力は

スパイ映画の金字塔べき存在007シリーズを彷彿させるような描写が劇中に何度も登場し、スパイ映画ファンにはたまらない良作

に仕上がっているのです。

そんな完成度の高いキングスマン現代版007と呼ばれ、今後の作品の動向が気になるところです。

 

今回も様々なカテゴリーに分けて熱く語っていきたいと思います。

 



あらすじ

 舞台は現代のイギリス、ロンドン。

表面上では高級紳士服を売っている「キングスマン

しかし裏ではどこにも所属しない機関として、スパイ活動をし、影で世の中の秩序を保っています。

主人公ハリー(コリンファース)は諜報員エージェントして活躍する中、次世代のエージェント育成の中で殺された同僚の息子エグジー(タロンエガードン)を推薦するのでした。

そんな中、人間自体を病気と考え、人口調整が必要をと考えたヴァレンタイン(サムュエルジャクソン)は、人間同士が殺し合いをするようにプログラムされたSIMカードを世界中にまき散らします。そこに危機感を覚えたハリーは行動するのでした。

 



007との関連性

 映画製作が本格的に始まり、100年以上が経ちましたが、どの時代も変わらず過去の作品をリスペクトし、それを自分なりに取り入れ新しい映画として世の中に送り出してきました。

 

今まで様々な名作映画が世の中に存在する中、

本作キングスマンはあのスパイ映画の代表的存在007シリーズのパクリ映画といってもよいでしょう。

監督がそれを公言しているくらい製作陣の007へのリスペクトを本作を見ると感じることができるでしょう

これからいくつかの例とともに007とも関連性についてお伝えします。

 

 

 設定と背景

 007シリーズは、第二次世界大戦後イアンフレミングによって書かれた小説が原作となっています。実際に戦争中、イギリスの諜報機関MI6で特別工作員として活躍していた本人の体験談を元に作られています。

それを裏付けるかのように、主人公ジェームズボンドはMI6で謎の諜報部員で、実際の政府形態に類似しています。

これに比べて、キングスマンは政府直属の諜報機関ではなく、一般的な紳士服店を舞台としています。ここからは筆者の憶測に過ぎませんが、キングスマンの紳士服店は、007シリーズにもジェームズボンドがスーツを伸長するときにスーツの伸長を口実に新しい武器の仕入れにも行くのです。

もしかするとそこからこのアイディアが来ているのかもしれません。

 

 

 カッコよすぎる、技術の詰まった道具の活躍

 まずは007シリーズの醍醐味であった

MやQとジェームズボンドの関係です

このブログを読んでいる方はさすがに007を見たことない人などいないでしょうが、

研究者のQはジェームズボンドのスパイ活動に技術的に貢献しています。

 

毎作ボンドカーと呼ばれるスポーツカーに特殊な道具が兼ね備えられています。様々な機能を持つ道具が毎回大活躍しまするのです。

これは007シリーズが人気な理由が一つなのですが、

キングスマンにもQのような専門の技術職員が付き添いとしてスパイ活動の手助けをし、キングスマンにもこのシビれる新技術が使われた道具がいくつか登場します。

 

そしてその道具たちは007に変わりのない、いわゆるほぼパクリなのです。

 

 

 作品の進行とそれに伴う登場人物たちの関連性

 ジェームズボンドは基本的に一人で行動します。

世界中問題が発生すれば危険をも顧みず飛び込んでいくのです。

そして己の能力を頼りに坦々と問題を解決していくのです(多少は寄り道をします(笑)それに関しては下記に記しています)。

 

それに対して、キングスマンは新人のトレーニング機関ということもありますが、

新人を引き連れ基本的に2人行動です。

 

しかし、ここに女性が入ると雰囲気が変わってくるのです。

ジェームズボンドの場合綺麗な女の人には目がありません

それが毎作出てくるボンドガールの存在なのです。

 

そして、女性に一度気がそれるとスパイとして機能しなくなるほど使い物にならなくなるのです。ですが、そのやりとりや描写こそがこの007シリーズの醍醐味だったのですが、

キングスマンではその女性関係の描写は受け継がれることなく、真面目に一人の女性とお付き合いしたり、仕事に没頭しているのです。

 

 



キングスマンの真の魅力とは?

 ここまで読まれてると、キングスマンってただの007のパクリじゃんって感じる方の多いでしょう。ですがパクリ映画を製作したところで世界的に注目される映画には絶対ならないのです。では一体どこが007にはない斬新的なのでしょうか?

 

 

  • ファッション

 

やはりこの一言に尽きるでしょう。

このブログを読むまで、007の世界観にそっくりなことを気付かずに映画を見ていた人が中にはいるかと思います。

007にかなり寄っているのにも関わらず、そう感じないのは

 

視覚的印象が全く違うからです。

 

007では時代設定的に物語自体が現代ではないのもそうですが、登場人物の全員がスーツをまといピシっと引き締まっています。

ところが、キングスマンではスーツ姿の人間だけではなく、いまのトレンドとなっている服装を老略男女構わず身に着けているのです。

 

登場人物全員がイチイチおしゃれに服を着こなすのです。さすが、世界でも数少ないファッション街ロンドンです。

 

そしてもう一つ筆者が注目したのは、主人公エクジーの服装です。

もちろん仕事中はジェームズボンドのようにスーツを身に着けるのですが、

同年代の仲間たちと戯れるときはスーツなど着ず、おしゃれを彼らと一緒に楽しむのです。

ジェームズボンドはいつであろうとスーツを着ているのに対して、キングスマンでは服装からそんなエージェントの一般人の顔も同時に垣間見ることができるのです。

ジェームズボンドの方が人物の年齢設定上、キングスマンよりも上なので、理解ができるのですが、この2つの映画を例えると、

007は大人の映画。キングスマンはその層より少し下の層を狙って撮られている気がします。



 脚本の相違(007とキングスマン)

 いくら外見的要素に革命的な新しさがあってもやはり映画製作に欠かせないものがあります。

それは脚本です。

そんな物語を重点的に焦点を置いても、この映画には新しい何かがあるのだと感じるのです。

 

ここからはネタバレになってしまうのですが、

バレンタインを抹殺しようと動き出したハリーは早々に敵バレンタインに殺されてしまいます。あんなにジェームズボンドに寄せてきた作品なのに、

あっという間に死んでしまうのです。

 

いままで僕らは

ジェームズボンドの映画を見てきて、圧倒的な主人公像から、死ぬことはないと心のどこかで安心している節があったのです。

 

今回のキングスマンでは一杯やられた感覚でした。

ジェームズボンドに堂々と寄せていた、その安心感を見事に裏をかかれました。

彼の死ほど映画にインパクトを与えることはないでしょう。

そのまま彼が登場することなく、映画は終わるのです。そこで僕は感じました。

 

この映画一味違うぞ、と。

 

ですが、エンドロール終了後、僕らはもう一回転覆するのです。

エンドクレジット終了後、死んだはずのハリーがキョロっとした顔でこっちを向いているのでありませんか!!!!!

 

彼は何らかの形で一命を取り留めたということになるのでしょう。

もう次作を見たくてたまらない映画こそがキングスマンなのです

 

そして、最後にこの話に触れていきたいと思います。

 

 

 キングスマンの設定上の不備

 今回007とは一貫して違うところとして政府機関なのかと紳士服店の違いが挙げられます。007では毎回様々な新技術やスポーツカーが登場します。

そんな大金のかかることを007では所属が政府の勢力下にあるためこのようなことが成り立っています。しかし、キングスマンではただの紳士服店には不可能な大金はどこからきているのでしょうか。スパイ活動は大量の金がかかるためそこのつじつまを紳士服店キングスマンは説明できていないのではないかと思ってしまうのです。そこのつじつま合わせを次作に期待したいと思います。

 

続編である「キングスマン:ゴールデンサークル」をご覧の方はこちら

 

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びぇ!